
概要
| 名称 | OTs-03 |
|---|---|
| メーカー | ツーラ機械設計局(TsKIB SOO) |
| 系列 | SVD系 |
| 口径 | 7.62mm口径 |
| 種類 | 狙撃銃 |
| 作動方式 | ガス作動 |
| 作動方式詳細 | ガス作動 |
| 発射方式 | セミオート |
| 原産国 | ロシア |
| 登場年 | 1994年 |
| 使用弾薬 | 7.62x54mmR |
| 全長 | 900mm |
| 銃身長 | 520mm |
| 重量 | 4.4kg |
| 有効射程 | 800m |
| 前身 | SVD |
| 派生型 |
|
特徴
OTs-03 SVUはブルパップ式レイアウトを採用し、アクションとマガジンをトリガー後方に配置することで全長を短く抑えつつ銃身長を維持している。装弾数は10発または20発の着脱式ボックスマガジンを使用し、サイドアジャクターにより右利き射手向けに設計されている。この構成により、都市部や車内での取り回しが向上し、SVDの射撃性能を損なわずにコンパクト化を実現している。
歴史
1990年代後半にツラのKBP Instrument Design Bureauで開発され、ロシア内務省(MVD)の特殊部隊やOMONなどの治安部隊向けに作られた。第一チェチェン紛争で初の実戦投入が確認されており、SVDの近代化として完全再設計された。1994年頃から生産が開始され、限定的にロシア精鋭部隊へ供給された。
構造
ガス圧作動方式にローテーション式ボルトを組み合わせ、7.62x54mmR弾の高い初速(約830m/s)を発揮する。多孔式マズルブレーキを備え反動を最大40%低減し、PSO-1スコープやオプションのバイポッド、オフセット式アイアンサイトを装備可能である。この構造はSVDの機構をブルパップ形式に再配置したもので、信頼性の高いセミオート射撃を可能にしている。
運用と実戦運用
主にロシアMVDの特殊部隊やOMONで使用され、第一チェチェン紛争での運用実績がある。中~長距離での正確な射撃を担う指定射手ライフルとして、800mまでの有効射程を活かした任務に適している。抑音器装着も可能だが、初弾ポップが発生しやすい。
派生型
OTs-03 SVUが基本型で、SVU-AS(OTs-03AS)が自動小銃機能追加型の派生型として存在する。SVU-ASは重量約5.5kg(光学サイト込み)、射撃速度650発/分で、基本型のセミオートを拡張した仕様を持つ。これらのバリエーションは特殊任務向けに特化されている。
参考情報
ゲーム作品(Rainbow Six SiegeのGlaz装備など)で知名度が高いが、実銃の生産は限定的である。右側排出のため左利き射手には不向き。
