概要
| 名称 | ANGSTADT ARMS UDP-9 |
|---|---|
| メーカー | アングスタット・アームズ |
| 系列 | AR系 |
| 口径 | 9mm口径 |
| 種類 | 短機関銃 |
| 作動方式 | ブローバック |
| 作動方式詳細 | シンプルブローバック |
| 発射方式 | セミオート / フルオート |
| 原産国 | アメリカ |
| 登場年 | 2015年 |
| 使用弾薬 | 9x19mm |
| 全長 | 550mm |
| 銃身長 | 150mm |
| 重量 | 2.2kg |
| 装弾数 | Glock 33発 |
| 発射速度 | 800rpm |
| 有効射程 | 100m |
特徴
UDP‑9は、AR‑15風のレイアウトを踏襲しつつ、9mm口径のピストル用マガジンと共用可能なピストルキャリバーカービンとして設計されている。バレル長は約6インチ(ピストル)から16インチクラス(ライフル/カービン)までバリエーションがあり、グロック系の9mmマガジンを共用することで、装弾量や弾薬共用性が強化されている点が特徴である。
UDP‑9ピストルはブローバック作動の半自動式で、バレル長約6インチ、全長約22インチ、空砲重量約5ポンドといったコンパクトで扱いやすいサイズを採用しており、近距離射撃やレクリエーション用途に位置づけられている。照準器は標準装備なしで、MIL‑STD‑1913ピカティニレイルやフロートM‑LOKハンドガードなどにより、光学スコープや各種アクセサリーの取り付けを容易にしている点も特徴として挙げられる。
歴史
UDP‑9は、アメリカのノースカロライナ州を拠点とする銃器メーカーAngstadt Arms(アンシュタット・アームズ)が開発した9mm口径のピストルキャリバーカービン/ARピストル製品として発売された。このモデルは、2020年代前半から米国市場を中心に販売が展開されており、マガジンパッチを通じてグロック系マガジンと共用することで、既存のマガジン保有者向けの利便性を重視した設計として位置づけられている。
UDP‑9は、ライセンスモデルとしてエアソフト銃にも採用されており、日本ではEMGやGolden EagleなどによるUDP‑9ライセンスモデルが発売されている。こうしたエアソフト展開は、実銃のレイアウトや外観を再現したサブマシンガン風電動ガンとしてヒットし、実銃とモデルのブランド連動が図られている点が特徴として挙げられる。
構造
UDP‑9は、AR‑15系のレシーバーやマグウェル、MIL‑SPECレベルの火工群を採用しつつ、9mm口径専用のボルトアセンブリとバレルを組み合わせた構造を取っている。ボルトキャッチネジはスレッド式で、ストックが不要なピストル構成でもボルトホールドオープン機能を維持できるよう設計されており、火工群はMIL‑SPEC AR‑15/M4標準の半自動トリガー・グループを採用している。
ピストル版はバレル長約6インチ、ライフル/カービン版は約16インチ前後のバレルを備え、バレルはクロムモリブデン鋼製でメロナイズ仕上げなどに対応する。ハンドガードはM‑LOK式のフロートタイプで、レシーバー上部にはMIL‑STD‑1913タイプのピカティニレールを装備しており、スコープやライト、レーザーなどのアクセサリーを取り付けることを想定した構造となっている。
運用と実戦運用
UDP‑9は、米国国内の民間市場向けに販売されている9mmピストルキャリバーカービン/ピストルとして、ターゲットシューティングや射撃競技、ホームディフェンス想定の用途で運用される。グロック系9mmマガジンを共用できるため、既存のマガジンやサプライチェーンを活用した実用的な運用が想定されており、比較的扱いやすい反動とマガジン容量の大きさが特徴とされている。
公式情報や公開資料では、特定の軍隊や警察組織による制式採用や戦闘・実務での運用事例は明示されていない。したがって、現時点では主に民間市場向けのレクリエーション/競技用途向けモデルとして位置づけられており、実戦運用よりは訓練・射撃スポーツ用としての位置づけが強いと見なされる。
派生型
UDP‑9には、バレル長や構成を変更した複数のバリエーションが存在し、主に「6インチバレル・ピストル」(UDP‑9 Handgun)と「約16インチバレルのカービン/ライフル」の系統が確認されている。ピストル版はフォールド式也不是ストックでの短縮構成を前提とし、カービン版はMIL‑SPECレシーバーとストックを組み合わせたライフル寄りの構成として販売されている。
口径は一貫して9mm Luger(9×19mm)で、マガジン容量は10+1、15+1、17+1、33+1など、仕様やモデルによって異なるグロック系マガジンを採用している。バレル長やフィニッシュ、ハンドガード長、ストックの有無など、装備構成の違いによって、ピストル寄りとカービン/ライフル寄りの用途に分かれる点が大きな違いとして挙げられる。
参考情報
UDP‑9は、実銃とモデル名の統一が図られており、EMGやGolden EagleなどからUDP‑9ライセンスモデルとしてエアソフト銃が展開されている。このため、文献や商品説明では「等身大」や「縮尺」など、実銃とモデルの差異を確認する必要がある。
日本語圏では「UDP‑9」と「Angstadt Arms UDP‑9」の表記が混在しており、一部の通販サイトやガジェット紹介記事では「ピストルキャリバーカービン」「サブマシンガン」といった表現が併用されるが、実際の国内法上の位置づけは各国の銃規制条件に依存しており、規制情報はその国別で別途確認が必要である。
