概要
| 名称 | IWI タボール TS12 |
|---|---|
| メーカー | IWI(イスラエル・ウェポン・インダストリーズ) |
| 系列 | Tavor系 |
| 口径 | 12 ゲージ口径 |
| 種類 | セミオート散弾銃 |
| 作動方式 | ガス作動 |
| 作動方式詳細 | ガス作動(ブルパップ) |
| 発射方式 | セミオート |
| 原産国 | イスラエル |
| 登場年 | 2018年 |
| 使用弾薬 | 12 ゲージ |
| 全長 | 720mm |
| 銃身長 | 470mm |
| 重量 | 3.6kg |
| 有効射程 | 50m |
| 前身 | IWI Tavor |
特徴
タボール TS12 は、ブルパップ方式を採用した自動装填式ショットガンで、全長を抑えながら銃身長を確保する構造が特徴である。3本のチューブマガジンを備え、1本あたり5発を装填でき、合計で最大15発+1発の容量を実現している。
マガジンはピストルグリップ付近のボタン操作で回転し、異なるマガジンへ即座に切り替える構造を持つ。上部にはピカティニーレールを装備し、光学照準器やアクセサリーの装着に対応するなど、近代的なカスタマイズ性を備えている。
歴史
タボール TS12 は、イスラエル・ウェポン・インダストリーズ(IWI)が開発した初のブルパップ式ショットガンとして2018年1月のSHOT Showで初展示された。同年中に市場販売が開始され、民間向け製品として注目を集めた。
2020年には米国のGunBroker.comにおいて、年間で最も販売数の多いセミオートショットガンとなり、北米市場で高い人気を獲得した。この実績は、同社が従来の軍用ライフル分野だけでなく、民間スポーツ射撃や家庭防衛市場にも進出したことを示している。
構造
ガス作動方式を採用し、ブルパップ構造によって重量バランスを後方に配置することで取り回しを向上させている。レシーバー内部に3本のチューブマガジンを円筒状に組み込み、弾倉を回転させることで連続装填を可能にする独自の給弾機構を持つ。
両側面にはスリング取付部とアクセサリーマウントポイントがあり、上部にはフルレングスのピカティニーレールを設置している。これにより照準機器やタクティカルアクセサリーの装着が容易となっている。
運用と実戦運用
タボール TS12 は主に民間市場向けとして販売され、特に自宅防衛や競技射撃用途で使用されている。軍や警察での正式採用例は公表されていないが、個人ユーザーや民間射撃クラブでの利用実績がある。
イスラエル国内だけでなく、アメリカ市場を中心に広く流通しており、法執行機関の一部が試験的に評価した事例も報告されているが、公式な配備記録は確認されていない。
派生型
現時点ではTS12に明確な派生型は存在せず、標準仕様モデルのみが生産されている。ただし、市場では色調や仕上げの異なるバリエーションが提供されており、カラーバリエーションやレシーバー仕上げの違いによる限定モデルが販売されている。
参考情報
名称「タボール」はIWI製アサルトライフルシリーズに由来し、同系統の設計思想をショットガンに応用したものである。
