Photo by RRT877 / CC BY-SA 4.0 via Wikimedia Commons
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概要

名称56式自動歩槍;56式;Chicom AK
メーカーNORINCO(中国北方工業)
系列AK系
口径7.62mm口径
種類アサルトライフル
作動方式ガス作動
作動方式詳細ガス作動 / ロングストローク
発射方式セミオート / フルオート
原産国中国
登場年1956年
使用弾薬7.62x39mm
全長874mm
銃身長414mm
重量3.85kg
装弾数30発
発射速度600rpm
有効射程300m

特徴

56式自動歩槍はソ連製AKの派生モデルで、7.62×39mm弾を用いるガス作動式アサルトライフルである。全長約88 cm、重さ約3.8 kgと、AK系の特徴である軽量・高信頼性を維持しつつ、中国軍向けに仕様を調整した点が特徴とされる。前方照準器は完全に覆われた「フード付き」の形状で、他のAK系と視認上区別しやすい構成となっている。

歴史

56式自動歩槍は1956年に中国人民解放軍で制式採用され、旧式のボルトアクション小銃や他国のライフルから一括して更新される主力小火器として配備された。1960年代以降、中国国内の複数の国有工場で量産が進められ、冷戦時代を通じて第三国向けにも大量に輸出され、ベトナム戦争やアフガニスタン紛争を含む多数の戦争や紛争で使用された。

構造

56式はガス圧を利用してボルトを後退・回転させるガス作動式アサルトライフルで、初期型は切削機械で作られたボルテッドレシーバーを採用し、後期型はプレス加工に移行した。銃床は木製で固定式あるいは折りたたみ式のスチールストック、およびたたみ式の暗褐色ベイクライトストックを用い、照準器は鉄製の可変式を採用し、可視性や耐撃性を重視した設計である。

運用と実戦運用

56式は中国人民解放軍で長きにわたって標準小火器として配備され、ベトナム戦争やソ連アフガニスタン戦争といった大規模紛争では、北ベトナム軍やアフガン・ムジャヒディーンなど、中国の同盟国・親中勢力に大量供給された。アフリカや東南アジア、中東、旧東欧諸国でも軍隊や非国家武装勢力に広く普及し、20世紀後半から21世紀初頭にかけて多数の戦闘で使用された。

派生型

56式の主な派生型には、折りたたみ銃床を備えた56-1、サイド折りたたみストックとベイクライトパーツを特徴とする56-2、短銃身のカービンタイプQBZ-56C、および5.56×45mm NATO弾用の輸出型Type 84シリーズが存在する。さらに、人民解放軍向けの軽機関銃派生型56Mや、スポーツ用半自動仕様の56S、国外のコピー生産機種(例:アルバニアのASh-78、イランのKL-7.62など)も多数確認されている。

参考情報

56式自動歩槍は、中国語で「56式自動步槍」と表記され、人民解放軍内部では短機関銃に相当する位置づけとして「56式衝鋒槍」と呼称されることもあった。輸出された多数の銃が武力紛争や治安維持、また一部の銃乱射事件にも関与したことから、国際的に流通量の多いアサルトライフルの一つとして知られている。

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