
概要
| 名称 | トランター パーカッション リボルバー |
|---|---|
| メーカー | ウィリアム・トランター |
| 系列 | Tranter系 |
| 口径 | .44口径 |
| 種類 | 回転式拳銃 |
| 作動方式 | 手動 |
| 発射方式 | DA/SA |
| 原産国 | イギリス |
| 登場年 | 1853年 |
| 使用弾薬 | .44パーカッション |
| 全長 | 305mm |
| 銃身長 | 152mm |
| 重量 | 1.0kg |
| 装弾数 | 5連発 |
| 有効射程 | 30m |
特徴
トランター リボルバーはソリッドフレーム構造を持ち、コルトのオープントップフレームより高い強度を備える。チェック柄ウォールナット製グリップと固定サイトを備え、高品質な製造で知られる。この頑丈な設計は軍用および民間用途での信頼性を高めた。
歴史
ウィリアム・トランターは1816年生まれのバーミンガム銃工で、1853年までに8000丁以上のアダムズ式リボルバーを生産した後、1856年頃に本リボルバーを発明した。ジェームズ・カーとの協力で初期機構を開発し、ロバート・アダムズのソリッドフレーム設計を基に改良を加えた。この進化は英国リボルバー設計の重要な進歩を示す。
構造
初期モデルは特徴的なデュアルトリガーシステムを採用し、下側のトリガーでシリンダー回転とハンマーコッキングを行い、上側のトリガーで発射するヘジテイティングアクション方式である。ラムロッドはモデルにより進化し、1stモデルでは着脱式、2ndモデルではフレームフック付き、3rdモデルではフレームネジ固定、4thモデル以降では銃身ネジ固定式となった。これによりマズルローディングが効率化された。
運用と実戦運用
英国軍により1855年から1878年まで採用され、アメリカ南北戦争ではトーマス、グリスウォルド社などの輸入により南軍で使用された。信頼性の高さからビューモント・アダムズの直接競合品として評価された。J.E.B. スチュアートの収集品としても知られ、軍事的信頼性を示す。
派生型
少なくとも4つの主要パーカッション・モデルが存在し、1stモデルは着脱式ラムロッドとダブルトリガー、2ndモデルはフレームフック付き、3rdモデルはフレームネジ固定、4thモデル以降はシングルトリガーによる通常のダブルアクション方式である。戦後はリムファイア(1863年特許)やセンターファイア変換モデルも生産され、ローディングゲートや着脱プレートを使用した。リボルビングライフル/カービンも同口径で22-25インチ銃身のバリエーションが存在する。
参考情報
生産はカートリッジ時代後も続き、1880年代まで存続した。コレクターアイテムとして南北戦争関連やビューモント・アダムズ競合の文脈で価値が高い。
