
概要
| 名称 | 64式手槍 |
|---|---|
| メーカー | NORINCO(中国北方工業) |
| 系列 | Type 64系 |
| 口径 | 7.65mm口径 |
| 種類 | 自動拳銃 |
| 作動方式 | ブローバック |
| 作動方式詳細 | シンプルブローバック |
| 発射方式 | セミオート |
| 原産国 | 中国 |
| 登場年 | 1964年 |
| 使用弾薬 | 7.65x17mm |
| 全長 | 222mm |
| 銃身長 | 95mm |
| 重量 | 1.8kg |
| 装弾数 | 7発 |
| 有効射程 | 25m |
| 後継 | Type 67 |
特徴
64式拳銃は小型のポケットサイズで設計されたセミオートマチック・ピストルである。7.62×17mm 64式弾を使用し、この弾薬を採用した初の拳銃として位置づけられる。エルゴノミクスとセミオート射撃時の精度に関する懸念が指摘されている。
7.62×17mm弾の威力は警察業務での使用に適さないとの意見が存在する。警察官の保護に十分でないとする見解もある。
歴史
中国内戦後の人民解放軍はソ連からの支援に依存していたが、中ソ対立後に国産拳銃の開発を開始した。1960年代にType 52およびType 59拳銃を基に設計が進められ、1964年に最終設計が完成した。
毛沢東の文化大革命の影響で開発と生産が妨げられ、1980年にようやく導入された。中国初の国産拳銃として人民解放軍に配備された。
構造
ワルサーPPKのストレート・ブローバック方式とオープンボルト、シングルアクションを採用している。マカロフPMのセーフティシステムを組み込み、発射前にセーフティレバーを下げる。
初弾発射後にハンマーがコッキングされ、サイクルごとに再コッキングされる。この構造は小型化を実現している。
運用と実戦運用
当初は高級軍将校や幹部に限定配備され、後に人民解放軍全体に普及した。人民武装警察や民間警察部隊にも配布されている。
神舟5号以降の宇宙飛行士にサバイバル用として支給された。1990年代のQSZ-92導入により人民解放軍から段階的に退役し、現在は警察部隊で使用が継続されている。
派生型
M-64は64式拳銃の輸出向けバリエーションである。Type 64とは同一仕様で、輸出市場向けに製造されている。
大型インテグラル・サイレンサーで識別可能な64式消音拳銃とは異なる。
参考情報
イラク軍が中国から供与された64式拳銃を使用した。スライドにアラビア語刻印とグリップにイラク国旗が入る。
