Photo by Michael Tsay / CC BY-SA 4.0 via Wikimedia Commons
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目次

概要

名称トカレフ TT-33
メーカートゥーラ武器工場
系列Tokarev系
口径7.62mm口径
種類自動拳銃
作動方式反動利用
作動方式詳細ティルトバレル / ショートリコイル
発射方式セミオート
原産国ソビエト連邦
登場年1933年
使用弾薬7.62x25mm
全長194mm
銃身長116mm
重量0.85kg
有効射程50m
前身TT-30
後継Makarov PM
派生型
  • Type 54

特徴

TT-33は7.62×25mmトカレフ弾を使用する自動拳銃で、高い初速と貫通力を持つことが特徴である。強装弾ながら反動は比較的穏やかで、制御しやすい射撃性能を備える。

作動はショートリコイル・ティルトバレル方式を採用し、シングルアクションによる単純なトリガー機構を持つ。外部安全装置を省いた設計のため、携行時はハーフコックによる撃発防止が用いられた。固定照準を備え、有効射程はおおむね50メートル前後とされる。

歴史

TT-33は1930年に採用されたTT-30試作拳銃を改良したもので、1933年にソビエト軍の制式拳銃となった。ナガンM1895回転式拳銃の後継として位置づけられ、第二次世界大戦期を通じて広く使用された。

トカレフは生産効率を重視して構造を簡素化し、フレーム後部一体構造や分離式撃発ユニットなどを導入した。この改良により大量生産と整備が容易になり、戦時下のソビエト産業体制に適した設計となった。

構造

TT-33はショートリコイルによるティルトバレルロック機構を持ち、射撃後にスライドと銃身が短距離後退して薬室を開放する構造である。弾倉は単列式で8発を装填し、着脱式マガジンから給弾される。

撃発機構はハンマー式シングルアクションで、ハンマーとシアーを一体化したモジュール構造を採用している。これにより整備性が高く、部品交換が容易となった。照準は簡素な固定式で、近距離射撃に最適化されている。

運用と実戦運用

TT-33は1930年代から1950年代までソビエト連邦軍と警察の制式拳銃として使用された。第二次世界大戦では将校や下士官を中心に配備され、寒冷地や悪条件下でも作動信頼性を維持したとされる。

戦後、多数の同型銃が東欧諸国やアジア諸国で生産され、中国の54式拳銃やユーゴスラビアのM57などが派生型として知られる。その堅牢な構造から、冷戦期を通じて長く実用に供された。

派生型

派生型には中国製54式拳銃、ルーマニア製TTC、ユーゴスラビア製M57などがある。これらは外観や部品形状が原型TT-33に近く、一部は安全装置やグリップ形状のみが異なる。

特にルーマニア型では握りのチェッカリングや刻印が変更されており、輸出仕様として細部の意匠に違いが見られる。

参考情報

トカレフ拳銃はしばしば「トカレフTT」「TT-33」と呼ばれるが、正式名称は1933年型トカレフ拳銃(トゥーラ造兵廠・トカレフ 1930年/33年式)である。7.62×25mmトカレフ弾は7.63×25mmモーゼル弾と外見が類似するが、互換性はない。

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