
概要
| 名称 | マクミラン TAC-50 |
|---|---|
| メーカー | マクミラン・ファイアームズ |
| 系列 | TAC-50系 |
| 口径 | .50口径 |
| 種類 | 対物ライフル |
| 作動方式 | 手動 |
| 作動方式詳細 | ボルトアクション |
| 原産国 | アメリカ |
| 登場年 | 2000年 |
| 使用弾薬 | 12.7x99mm |
| 全長 | 1448mm |
| 銃身長 | 737mm |
| 重量 | 11.8kg |
| 装弾数 | 5発 |
| 有効射程 | 2000m |
| 派生型 |
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特徴
マクミラン TAC-50は手動ボルトアクション式の対物ライフルで、マッチグレード弾薬使用時に理想条件下で0.5 MOAの精度を保証する。重量を軽減するためのボルトと銃身の螺旋フリュート加工、および反動を抑えるマズルブレーキを備え、バイポッド専用設計のファイバーグラスストックが特徴である。この仕様は長距離射撃時の安定性を高めるために最適化されている。
歴史
1980年代後半にマクミランの先行設計を基に開発され、2000年にカナダ軍の長距離狙撃兵器(LRSW)としてC15の名称で制式採用された。2017年5月から2023年11月まで、3540メートルの確認狙撃記録を保持し、カナダ特殊部隊JTF2のスナイパーがイラクで達成した。この記録は同銃の長距離性能を象徴する。
構造
大型ボルトは前方に二つのロックラグを持ち、重量軽減のための螺旋フリュートを施している。リリジャ製の重厚マッチグレード銃身もフリュート加工され、5発の着脱式ボックスマガジンから給弾する。オープントサイトはなく、望遠鏡サイトやナイトサイトを装着し、ストックの長さ調整と取り外しが可能でコンパクト収納に対応する。
運用と実戦運用
カナダ軍ではC15として2000年から標準長距離狙撃兵器として使用され、2014年にTAC-50A1へ、2017年にTAC-50Cへ更新された。米国海軍SEALsではMk 15として採用され、フランス、ジョージア、イスラエル、ヨルダン、南アフリカ、トルコ、ウクライナの軍や特殊部隊でも運用されている。この多国籍採用は対物・長距離任務での信頼性を示す。
派生型
TAC-50A1は2012年に導入され、バランスを前方に移動させたロングフォアエンドのファイバーグラスストック、調整可能チークピース、モノポッド、小型ピストルグリップ、新型バイポッドを備える。TAC-50A1-R2は油圧リコイル緩和システムを追加し、TAC-50Cは折り畳み式Cadex Dual Strikeシャーシを採用してアクセサリカスタマイズを強化した。
参考情報
標準光学サイトは当初Leupold Mark 4 16x40mm LR/T M1で、現在はSchmidt & Bender 5-25×56 PMIIやNightforce NXS 8-32×56 Mil-dotが推奨される。世界最長狙撃記録上位のうち二つが本銃によるカナダ兵の成果である。
