Photo by gar2chan / CC BY 2.0 via Wikimedia Commons
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目次

概要

名称IWI UZI Pro
メーカーIWI(イスラエル・ウェポン・インダストリーズ)
系列Uzi系
口径9mm口径
種類短機関銃
作動方式ブローバック
作動方式詳細シンプルブローバック
発射方式セミオート / フルオート
原産国イスラエル
登場年2010年
使用弾薬9x19mm
全長529mm
銃身長170mm
重量2.32kg
装弾数20/25/32発
発射速度1000rpm
有効射程100m
前身Micro Uzi

特徴

IWI UZI Pro は、伝統的なUZIサブマシンガンの小型化モデルに位置付けられるマイクロ・サブマシンガン型ピストルであり、全長約241mm、銃身長約114mmといった小型サイズを維持しつつ、9×19mmパラベラム弾による実用的な威力を備える。ポリマー製フレームを採用することで重量を約1.66kgまで軽減し、実用的な携行性と扱いやすさを両立している。

UZI Pro は、トップにフルレングスのピカティニー・レールを備え、光学スコープやレッドドットなどの各種照準器の装着に対応する。また、フロントガード部にもピカティニー・レールを設け、レーザーポインターやタクティカル・ライトなどのアタッチメントを直接装着できる点が、従来型UZIからの主要な改良点として挙げられる。

安全性に関する機構として、親指操作の手動セーフティに加え、握力が完全に掛かっていなければトリガーを引けないグリップセーフティ、および発射ピンブロックを組み合わせており、落下や誤操作に対する安全性を強化している点も特徴である。

歴史

IWI UZI Pro は、イスラエル武器工業(Israel Weapon Industries, IWI)が、オリジナルUZIサブマシンガンの小型化・現代化を目的として開発したモデルである。UZIサブマシンガンは20世紀後半から多数の軍・警察組織に採用され、全世界で数百万丁以上が生産された実績を持つプラットフォームであり、その設計思想を踏襲しつつ、小型化と現代装備の互換性を強化した位置付けとなる。

UZI Pro はいわゆる「マイクロUZI」の後継機のような位置づけで、2010年代後半から2020年代前半にかけて、米国を中心とする民間市場および法執行機関向けに販売が開始された。銃床を備えないピストル形態として設計されており、米国ではストックの代わりに「スタビライジング・ブレイス」を装着する形態で、銃規制枠組みの中で運用される例が多い。

構造

UZI Pro は、9×19mmパラベラム弾を用いたブローバック式の反動銃であり、開放ボルトによる動作に基づくUZIシリーズの基本構造を踏襲している。ボルトは銃身に直接接続されておらず、反動による振動が銃身に直接伝わりにくい構造を維持しており、近距离射撃時の命中精度を確保する設計思想を反映している。

ボルトと受動部は従来のUZIと同様にスチール製で構成されるが、ハンドガン部(フレーム)はポリマー製として軽量化を図っている。マガジンは直立式のデュアルスタック・デュアルフィード構造の鋼製ボックスマガジンであり、20発または25発が標準とされ、10発や32発の容量も選択肢として存在する。マガジンリリースは従来のUZIとは異なり、ハンドガン側面に配置され、主流のピストルと同様の操作感を与える設計になっている。

銃身はクロムモリブデン・バナジウム鋼(CrMoV)を用いた冷間鍛造で製造されており、1:10インチの右回りねじれを備える。トップに貫通するフルレングスのピカティニー・レールにより、光学装置の装着が可能であり、フロントガード部には小型のピカティニー・レールが設けられ、レーザー・ライト類の搭載に対応する。照準器は風圧調整可能なターゲットタイプのメカニカル・サイトを採用しており、調整可能なリアサイトと固定型のフロントサイトによる構成となる。

運用と実戦運用

IWI UZI Pro は、法執行機関や民間のセルフディフェンス用に主に設計されたセミオートのみ対応のピストルであり、軍用サブマシンガンのようなフルオート射撃は想定しない構成である。9×19mmパラベラム弾を用いるため、既存の拳銃弾薬インフラとの互換性が高く、実用的な反動と命中精度を両立させた近距离射撃用の武器として位置付けられる。

実戦運用では、拳銃以上の連続射撃性能と、サブマシンガン並みの小型化ペースを兼ね備える点がメリットとして挙げられる。狭いスペースや車内など、大きなフルサイズ・サブマシンガンが扱いにくい状況下で、高い携帯性と即応性を発揮する用途が想定される。ただし、銃床を備えない設計であるため、射撃時の姿勢やブレイスの有無によって、実質的な射撃精度や扱いやすさが大きく左右される点に注意が必要である。

民間用途では、タクティカル・シューティング競技や防衛射撃訓練において、UZIシリーズの特有の操作感と現代的なアタッチメント対応性を兼ね備えた「プラットフォーム体験機」として評価される例が多い。また、ビデオゲーム内での描写を踏まえれば、超高発射速度(約1075rpm相当)を持つフルオート型としての仮想的運用が想定されているが、実際のUZI Pro ピストルはセミオートのみの仕様である。

派生型

IWI UZI Pro は、基本モデルとして9mmパラベラム弾用のピストル型(UZI Pro Pistol)が中心であり、銃身長約114mm、全長約241mm、スレッド付きバレルを備える標準仕様が主流である。マガジン容量は20発または25発を標準としており、10発や32発のマガジンも選択可能な仕様例が存在する。

銃口部はスレッド付きのため、サプレッサー(サウンド・サプレッサー)やフラッシュ・ハイダーを装着するオプションが設計上用意されている。また、米国向けでは、銃床の代わりに「スタビライジング・ブレイス」として装着する補助具が用意されており、銃全体長を短く保ちつつ、肩寄りの姿勢を取ることで射撃安定性を高める構成が一般的である。機械的構造はUZIシリーズの共通性を維持しているため、部品レベルでの共通性やメンテナンスノウハウの共有が可能である。

現行の公開情報では、UZI Pro ピストルをベースにしたフルオートサブマシンガン型や、他の口径への拡張型は公式ラインナップとして明示されていない。したがって、UZI Pro は「マイクロUZIの現代化・ピストル化」に特化した単一モデル群として位置付けられる。

参考情報

IWI UZI Pro は、イスラエル武器工業(IWI)が公式サイトや技術資料において、反動銃(Blow Back)式の9mm半自動ピストルとして公表している。主な仕様は、口径9×19mmパラベラム、動作方式ブローバック、マガジン容量20発または25発、銃身長4.5インチ(約114mm)、全長9.5インチ(約241mm)、重量約1.66kgなどとして記載されている。

公式仕様書では、冷間鍛造CrMoV鋼製銃身、1:10インチ右回りねじれ、トップにフルレングスピカティニー・レール、フロントガード部の小型ピカティニー・レール、調整可能なターゲットタイプ照準器、3重の安全機構(手動セーフティ・グリップセーフティ・発射ピンブロック)が明示されている。また、米国向けの販売情報では、スタビライジング・ブレイスを装着する形態が一般的であり、MSRP(希望小売価格)はおおむね1,100ドル前後で設定されている。

実銃に関する詳細仕様や技術データは、IWI公式サイトの技術仕様書や製品紹介ページ、米国販売代理店の仕様表などを参照することで得ることができる。ゲーム内やユーザー解説サイトで記載される「フルオート」「高発射速度」などは、オリジナルUZIサブマシンガンの性能や仮想的な再現であり、実物のUZI Pro ピストルとは異なる点に注意が必要である。

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